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シュレッダーのセキュリティレベルとは何?
どれを買えば良いの?

シュレッダーはどれを買えば良いの?
案内役

そもそも、どんな商品か

書類を細かく切るシュレッダーについて、商品に書かれた「セキュリティレベル」という数字が何を意味するのかを確かめた記事です。
法人向け家具通販「オフィスコム」の掲載品で数えました。

まず結論だけ

  • 87点のうち裁断サイズを書いているのは43点、セキュリティレベルを書いているのは21点。どちらも書いていないものが29点ありました
  • 国の基準に数字はありません。個人情報保護法のガイドラインは
    「焼却、溶解、適切なシュレッダー処理等の復元不可能な手段」とだけ書いています

表示と実測を突き合わせた表を見る →

オフィスコム公式サイトで在庫と価格を見る ※ 写真と価格は公式サイトで見られます
Kagg.jpでシュレッダーを見る ※ 販売サイトに移動します

結論:「セキュリティーレベル」では細かさが分かりません。
見るのは◯×◯mmです

セキュリティーレベルでは細断の大きさが分かりません

「セキュリティーレベル4」で売られている商品を2台比べてみました。

・片方の細断片は3×25mm。面積にすると75㎟
・もう片方の細断片は4×34mm。面積にすると136㎟

なんで同じセキュリティーレベルで、細かさが1.8倍も違うの?

実は、シュレッダーの「セキュリティレベル」とは、細断片の細かさを段階の数字で表したもので、
明確な基準がなく、比べるのが難しいのです。

実際に起こりうる事。

  • 同じ「レベル4」でも、細断片の大きさは製品によって違う
  • 「レベル3」の製品が「レベル4」の製品より細かいことがある
  • レベルを名乗っていない製品のほうが、名乗っている製品より細かいことがある

購入するときは、レベルの数字ではなく、細断サイズ(◯×◯mm)を見るのがオススメです。

指さすふくろう
ここがポイントこの記事の「レベル3」「レベル4」は、
オフィスコムの商品名と仕様欄に書かれた言葉をそのまま写したものです。
日本のメーカーがどの規格を基にその数字を付けたのかは、分からないのが現状です。

「適切なシュレッダー処理」の細かさは、国の文章からは決められません

給与明細、どこまで細かくすれば「適切」?

個人情報が載った書類の捨て方は、国のガイドラインに書かれています。

(個人データが記載された書類等を廃棄する方法の例) ・焼却、溶解、適切なシュレッダー処理等の復元不可能な手段を採用する。

出典:個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編) 別添「講ずべき安全管理措置の内容」178ページ(確認日 2026-08-25)

「適切な」としか書かれていません。このガイドライン全体を検索しても、細断片の大きさを示す数値は出てきません。

翼を広げたふくろう
ここは分かりません「適切」の中身を決めた文章は、このガイドラインにはありません。給与明細をどの細かさで捨てれば「適切」なのかは、国の文章を読んでも決まらないということです。
決めるのは自分の判断になりますね。

ここで大事なのは、この規格が決めているのは上限だけだということです。面積48㎟の製品も面積160㎟の製品も、どちらも同じレベルになります。レベルが同じでも、細かさは同じではありません。

考えている女の子
質問「レベル4」と書いてあれば、レベル4の細かさで切れるということですよね?
指を立てた男の子
答え決まっているのは「ここまで粗くてもレベル4」という上限だけです。面積48㎟でも160㎟でも同じレベル4なので、同じ数字の中に3.3倍の開きがあります。
気づいた女の子
なるほどじゃあレベルは「この細かさ」の基準ではなくて、「ここまで粗くてもよい」の基準なんですね。

もう1つ大事なのが、5以上には「かつ」が付くことです。条件の面積30㎟以下と幅2mm以下は、両方を満たす必要があります。面積が足りていても、幅が広ければレベル5ではありません。

あとで出てくる51万円の製品が、ちょうどこの形です。

この規格と日本の商品名の数字は、そもそも結びついていません。同じエコマークの解説にこう書かれています。

国内のシュレッダー業界では、DIN66399によるセキュリティレベルを意識して
製品開発が行われていない現状にあり、馴染みが薄い概念である

規格を作った側ではなく、国内の認定制度を作る側がそう書いています。

オフィスコム公式サイトで在庫と価格を見る ※ 写真と価格は公式サイトで見られます
Kagg.jpでシュレッダーを見る ※ 販売サイトに移動します

8点を突き合わせると、「レベル3」が「レベル4」より細かい製品がありました

数字が小さい「レベル3」のほうが細かいこともある!

オフィスコムの商品ページを開いて、仕様欄の細断サイズを写しました。商品名にサイズが書いてあるものは、その表記を使っています。面積は、当サイトが縦と横を掛けた値です。

表示 細断サイズ 面積 価格
セキュリティーレベル3 6×14mm 84㎟ 694,400円
セキュリティーレベル4 3×25mm 75㎟ 409,500円
セキュリティレベル4 4.0×30mm 120㎟ 195,800円
セキュリティーレベル4 4×34mm 136㎟ 49,900円
レベル:P-4 4×12mm 48㎟ 31,900円
レベル:P-4 4×40mm 160㎟ 23,690円
セキュリティレベル5 2.0×15mm 30㎟ 211,600円
セキュリティーレベル5 3×10mm 30㎟ 512,200円
商品名の表示ごとの、細断片の面積 商品名の表示ごとの、細断片の面積 規格のレベル5の上限 30㎟ 規格のレベル4の上限 160㎟ レベル3 6×14mm 84㎟ レベル4 3×25mm 75㎟ レベル4 4.0×30mm 120㎟ レベル4 4×34mm 136㎟ P-4 4×12mm 48㎟ P-4 4×40mm 160㎟ レベル5 2.0×15mm 30㎟ レベル5 3×10mm 30㎟ 0 50 100 150 ← 細かい 細断片の面積(㎟) 粗い →
図:商品名の表示ごとに、細断片の面積(青い帯)を並べました。点線はドイツ規格の上限です。「レベル3」の帯が「レベル4」の2本より短く、「レベル4」どうしでも長さがそろいません。

読み取れることが3つあります。

  • 同じ「レベル4」で、75㎟から136㎟まであります。 1.8倍です。P-4の表記まで含めると48㎟から160㎟で、3.3倍になります
  • 「レベル3」の84㎟は、「レベル4」の120㎟や136㎟より細かいです。 レベルが大きいほど細かい、とは限りません
驚いている女の子
ここが驚き「レベル3」のほうが「レベル4」より細かいんですか?
指を立てた男の子
答えこの店の8点ではそうでした。「レベル3」の6×14mmは面積84㎟です。
表からも分かる通り、レベル3なのに1番大きいサイズではありませんでした。
気づいた女の子
なるほどレベルの3・4・5だけで判断するのではなく、
大きさを見ることが大事なのですね!
メモ帳と定規を持ったふくろう
解説この8点は、当サイトが商品ページを開いて仕様欄を読んだ6点と、商品名にサイズと表示の両方がある2点です。
他にも買いたい商品があったら、是非、サイズをみてください。

商品名だけではなく仕様欄をみて細かさをチェックしましょう!

細かさは仕様欄でチェック

オフィスコムのシュレッダーは約90点が掲載されています。
そのうち、商品名に何が書かれているかを数えると、こうなります。

商品名の表記 点数 割合
裁断サイズ(◯×◯mm) 43点 49.4%
セキュリティレベル 21点 24.1%
両方 6点 6.9%
どちらもなし 29点 33.3%

3点に1点は、細かさが分かる情報が商品名にありません。 商品ページを開けば、仕様欄に細断サイズが載っていることが多いです。一覧を眺めているだけでは比べられません。

考えている女の子
質問商品名にサイズもレベルも無い29点は、細かくない機種ということですか?
虫めがねでのぞく男の子
確かめ方いいえ。数えたのは一覧に並ぶ商品名だけです。
仕様欄には細断サイズが載っていることが多いので、1点ずつ開いて確認しましょう!
気づいた女の子
なるほど「一覧では比べられない」であって、「細かくない」ではないんですね。
候補を絞ってから、仕様欄で◯×◯mmを見ると。

レベルを書いている21点の内訳は、2通りです。

  • P-4のようにアルファベット付きで書いたもの=3点。いずれも海外ブランドの製品
  • 「レベル4」と数字だけのもの=18点

細断方式も数えました。

方式 点数
クロスカット 37点
マイクロカット 34点
マイクロクロスカット 5点
ダブルカット 4点
ミニカット 4点
マルチカット 1点
記載なし 2点

方式の名前も7種類あります。 マイクロ・ミニ・ダブル・マルチのそれぞれが何mmを指すのかは、規格では決まっていません。

価格は5,670円から987,800円まででした。中央値は59,500円です。中央値とは、小さい順に並べたときにちょうどまん中に来る値のことです。

サイズが分かる43点の面積は、20㎟から164㎟でした。面積の中央値は30㎟です。

オフィスコム公式サイトで在庫と価格を見る ※ 写真と価格は公式サイトで見られます
Kagg.jpでシュレッダーを見る ※ 販売サイトに移動します

面積が同じでも、幅が2mmを超えると規格の「レベル5」には入りません

面積だけじゃない!「幅」も見るのが大事

いちばん分かりやすい例を2つ並べます。

ダブルカットのA3機 マイクロカットのA4機
表示 セキュリティーレベル5 表示なし
細断サイズ 3×10mm 2.0×14mm
面積 30㎟ 28㎟
幅 3mm 2.0mm
ドイツ規格では 幅の条件(2mm以下)を
満たさない
面積・幅とも
レベル5の条件内
価格 512,200円 38,990円

面積はどちらも30㎟前後ですが、セキュリティーレベルの記載が無い方が小さいです。
メーカーがセキュリティーレベルを決めたので、基準が分かりません。

手のひらを向けたふくろう
気をつけること512,200円の製品が悪いという話ではありません。
A3対応・73Lで、一度に細断できる枚数も26枚あります(38,990円の製品は12枚)。値段の理由は別のところにあります。
言いたいのは、レベルの数字を比べても、細かさの比較にはならないということです。

細かくするほど、1回に入れられる枚数は減ります

細かさと枚数はシーソー。細かいほど、1回の枚数は少なめ

日本のシュレッダーの業界団体は、Q&Aでこう答えています。団体の名前は、ビジネス機械・情報システム産業協会です。

Q:細断のサイズは小さいほうが良いのですか?

A:細断が小さいほうが機密性は高いと言えます。
但し、細断が小さくなるほど一回で細断できる枚数が少なくなる傾向があるため、一概に小さいほうが良いとは言えません。
お客様の用途に合わせて、選定して頂くことを推奨します。
※必ずしも細断が小さければセキュリティが保証されるわけではありません。

出典:シュレッダQ&A(一般社団法人ビジネス機械・情報システム産業協会 シュレッダ部会・確認日 2026-08-25)

翼を広げたふくろう
ここは分かりません協会は、細かさの段階を自分では決めていません。
Q&Aで国際規格があることを案内しているだけです。
商品名の「レベル4」がこの国際規格の等級と同じかどうかは、
協会のサイトからは分かりません。

まとめ:シュレッダーを買う前に確認したい6つのこと

まとめ:シュレッダーを買う前に確認したい6つのこと
考えている女の子
質問給与明細と、住所の書いてある封筒を捨てたいだけなんです。レベルはいくつあればいいですか?
指を立てた男の子
答えレベルでは答えられません。
例えば、同じレベル4でも75㎟と136㎟があるので、レベルを条件にしても
細かさは決まらないからです。
決めるのは幅と面積の2つで、細断サイズの◯×◯mmから出せます。
気づいた女の子
なるほど「レベル4以上」ではなくて、「幅◯mm以下・面積◯㎟以下」と自分で決めてから、細断サイズを見比べるんですね。

1つめは、細断サイズです。 レベルの数字ではなく、◯×◯mmを見てください。商品名に書いてあるのは87点のうち43点で、無ければ商品ページの仕様欄にあります。

2つめは、幅です。 面積が同じでも、幅が2mmを超えると規格上のレベル5ではありません。細かさを求めるなら、幅2mm以下を選ぶことになります。

幅2mm以下は、マイクロカットと呼ばれることが多い方式です。クロスカットとは、紙を縦横に切る方式のことです。マイクロカットはそれをさらに細かくした方式の呼び名で、何mmからそう呼ぶかの決まりはありません。

3つめは、定格使用時間です。 これは続けて使える時間の上限のことで、超えると本体が熱を持って止まります。実測した範囲では10分から120分まで開きがありました。

4つめは、1回に入れられる枚数です。 細かく切る機種ほど、1回の枚数は少なくなる傾向があります。細かさと速さは引き換えです。

5つめは、紙以外を切るかどうかです。 CD・カード対応をうたう製品がありますが、対応の範囲は製品ごとに違います。

6つめは、置き場所と搬入です。

  • A3対応=87点中20点
  • 業務用は50kgを超えるものがあります
オフィスコム公式サイトで在庫と価格を見る ※ 写真と価格は公式サイトで見られます
Kagg.jpでシュレッダーを見る ※ 販売サイトに移動します

この記事の出典

この記事は、オフィスコムの「シュレッダー」カテゴリの掲載品を数えたものです。一覧を1ページ100件で開きました。取得したのは88点です。

うち1点はオプション品のため、集計は87点です。集計は2026年8月25日に当サイトが行いました。

細断サイズと表示の突き合わせは、合計8点が母数です。内訳は次の通りです。

  • 当サイトが商品ページを開いて仕様欄を読んだもの=6点
  • 商品名にサイズと表示の両方があるもの=2点

掲載点数・価格は変動しますので、購入前に必ず公式サイトでご確認ください。

商品名の「セキュリティレベル」がどの規格に基づく数字なのかは、商品ページからは確認できませんでした。

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