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オフィスコムの間仕切り
遮音の表示は1,563点中0点でした

そもそも、どんな商品か

法人向け家具通販「オフィスコム」パーテーション(間仕切り)について、掲載品が何をどこまで仕切れるのかを数えた記事です。

どれがおすすめかを選ぶ記事ではありません。置けば静かになるのかを確かめたものです。

まず結論だけ

  • 1,563点のうち、商品名に「遮音」と書いてあるものは0点。「防音」も0点でした
  • 遮音の規格の対象は壁・床・ドア・窓で、パーテーションは入っていません
  • 「吸音」は30点あります。ただし吸音は音を吸う割合で、向こうへ通さない性能ではありません
  • 408点(26.1%)はパネルを買っただけでは立ちません。安定脚が1枚につき4個要ります

1,563点を数えた結果を見る →

オフィスコム公式サイトで在庫と価格を見る ※ 写真と価格は公式サイトで見られます

オフィスコムには、パーテーション(間仕切り)が1,563点あります。実際に売られているものです。

そのうち商品名に「遮音」と書いてあるものは0点でした。「防音」も0点です。

「吸音」なら30点あります。ただし吸音と遮音は、測る規格からして別のものです。

価格・仕様・掲載点数は2026年8月20日に確認しています。

結論:パーテーションは、見えなくするための道具です

先に答えを書きます。パーテーションを置いても、会話は向こうに届きます。

理由は単純で、天井まで届いていないからです。音は上を通ります。

そして、その「上を通る音」には「側路伝搬(そくろでんぱん)」という名前が規格に付いています。あとで引用します。

パーテーション1,563点を数えました

数え方を書きます。「パーテーション・間仕切り」のカテゴリを1ページ100件で最後まで開き、1,563点(2026年8月20日に数えました)を取得しました。

商品名にどの言葉が入っているかを数えると、こうなります。

商品名の表記 点数 割合
遮音 0点 0%
防音 0点 0%
吸音 30点 1.9%
防炎 36点 2.3%
飛沫 124点 7.9%
連結 347点 22.2%

「遮音」も「防音」も、1点もありません。 音の大きさを表すdBという単位が入っているものも0点でした。

価格は590円から1,329,000円まで、中央値(=小さい順に並べたとき、ちょうどまん中に来る値)は37,550円です。高さの表記があるのは1,295点で、中央値は1,520mmでした。

遮音の規格に、パーテーションは入っていません

なぜ書いていないのかを調べました。規格の対象になっていないからでした。

1. 適用範囲 この規格は,壁,床,ドア,窓,外周壁部材,外周壁などの建築部材の空気音遮断性能の実験室測定方法について規定する。

出典:JIS A 1416:2000 実験室における建築部材の空気音遮断性能の測定方法(確認日 2026-08-20)

壁・床・ドア・窓です。 どれも建物に固定されていて、すき間なく取り付けられるものです。置くだけのパーテーションは、この並びに入っていません。

続きに、もっとはっきりした一文がありました。

測定は側路伝搬をできるだけ小さくした実験室試験装置を使用して行う。したがって,この規格に従って測定された結果を側路伝搬や損失係数など遮音性能に影響を与える他の要因を考慮しないで実際の建物に適用してはならない。

側路伝搬とは、部材そのものを突き抜けるのではなく、まわりを回って伝わる音のことです。規格は、その回り道をできるだけ消した実験室で測ります。そのうえで「実際の建物に適用してはならない」と書いています。

天井まで届かないパーテーションは、上が全部あいています。 回り道しかない状態なので、部材そのものの遮音性能を測っても意味がない、ということになります。

壁を建てる場合でも同じです。天井裏でつながっていれば音は回ります。会話を止めたいなら、仕切りの高さではなく、天井までふさがっているかどうかが問題になります。

吸音の規格には、家具が入っています

一方で「吸音」は30点ありました。こちらは規格の対象に入っています。

1. 適用範囲 この規格は,残響室内に設置した,壁・天井仕上げとして用いられる音響材料の吸音率,又は家具,人,吸音体などの物体を対象とする等価吸音面積の測定方法を規定する。

出典:JIS A 1409:1998 残響室法吸音率の測定方法(確認日 2026-08-20)

「家具,人,吸音体など」とあります。パーテーションはこちら側です。

ただし測っているのは吸音率、つまり当たった音のうち跳ね返らない割合です。向こう側へ行く音を止める性能ではありません。 吸音材を置くと部屋の反響は減りますが、隣の人に声が届くかどうかは別の話です。

価格も見ておきます。

点数 価格の中央値
掲載全体 1,563点 37,550円
吸音タイプ 28点 60,745円

吸音タイプは高くなります。 反響を減らす効果は期待できますが、どれだけ静かになるかの数値は出ていません。

商品説明のほうには「吸音効果のあるパネルなので、周囲の目線だけでなく物音も遮ることができます」と書かれているものがありました。ただし、どのくらい遮るのかの数値は載っていません。 期待する静かさが得られるかは、置いてみないと分からないことになります。
オフィスコム公式サイトで在庫と価格を見る ※ 写真と価格は公式サイトで見られます

パネルを買っただけでは立ちません

ここからは、置くときの話です。これがいちばん見落としやすいと思います。

一覧に「安定脚必要」という表示がありました。408点、全体の26.1%です。シリーズごとに11種類の表示に分かれていました。

安定脚は別売りで、53点、1,790円から33,730円まで、中央値6,100円です。そして商品ページにこう書かれています。

パーテーションを安定させるために必要な安定脚です。 ※パーテーション1枚につき4個必要となります。

出典:片面安定脚 OC-PTシリーズ用(税込1,790円・確認日 2026-08-20)

1枚につき4個です。 実際に足してみます。

税込
ローパーテーション
幅1200×高さ1800mm
19,990円
片面安定脚
1,790円×4個
7,160円
合計 27,150円

本体価格に対して35.8%の上乗せです。当サイトが数えた書庫のベース(18.7%)より重い比率でした。

両面安定脚(片面安定脚2脚セット)3,580円を2つ買っても同じ7,160円になります。パネルを連結する場合の必要数は構成で変わるので、商品ページの表示を必ず確認してください。

高さで変わるのは、見えるかどうかです

高さの表記がある1,295点を並べました。

高さ 点数 割合
800mm未満 142点 11%
800〜1,100mm 102点 8%
1,100〜1,400mm 258点 20%
1,400〜1,700mm 326点 25%
1,700〜2,000mm 399点 31%
2,000mm以上 68点 5%

いちばん多いのは1,700〜2,000mmです。メーカー自身が、この高さの狙いを書いていました。

立位時も目線を遮る180cmは応接スペースなどに。

出典:ローパーテーション 幅1200×高さ1800mm(税込19,990円・確認日 2026-08-20)

立っている人の目線を遮る、と書いてあります。 音を遮る、ではありません。この製品が何のためのものかは、メーカーの説明どおりです。

800mm未満が142点(11%)あるのは、机の上に立てて手元を隠すものや、飛沫を防ぐものが混ざっているためです。用途がまったく違うので、高さだけで比べないほうがよいことになります。

届き方と組み立て

1,563点のアイコンを数えました。

表示 点数 割合
送料無料 957点 61.2%
日本製 526点 33.7%
法人様送料無料 526点 33.7%
完成品 385点 24.6%
搬入経路確認 384点 24.6%
最短当日出荷 158点 10.1%
車上渡し商品 47点 3.0%

完成品は24.6%しかありません。 残りはお客様組立です。上で引用した幅1200mmのパネルも「お客様組立の商品です」「必要工具 プラスドライバー」でした。重量は15.5kgです。

法人様送料無料が33.7%あります。個人宅に送ると別途送料がかかるという表示で、引用した商品は4,400円でした。条件はオフィスコムは個人でも買える?にまとめています。

買う前に確認しておきたいこと

1つめは、何のために置くのかです。 見えなくしたいのか、音を止めたいのかで、選ぶものが変わります。音を止めたいなら、パーテーションでは足りません。

2つめは、安定脚が要るかです。 「安定脚必要」の表示がある408点は、本体だけでは注文が完結しません。 1枚につき4個です。

3つめは、高さです。 座った人を隠すのか、立った人を隠すのかで変わります。1,700mm以上が31%を占めます。

4つめは、組み立てです。 完成品は24.6%だけです。

5つめは、連結の仕方です。 直線に並べるのか直角に曲げるのかで、必要な金具と脚の数が変わります。

6つめは、届け先です。 法人様送料無料の表示がある商品は、個人宅だと別途送料がかかります。

向いている人/慎重になったほうがよい人

向いているのは、まず視線を切りたい人です。 掲載の中心はこの用途で、幅と高さの選択肢が非常に多くあります。

次に、レイアウトを変えたい人です。 工事が要らないので、置き直しができます。

そして、反響が気になる人です。 吸音タイプなら部屋の響きは減らせます。

慎重になったほうがよいのは、まず会話を聞かれたくない人です。 遮音の規格は、置くだけの間仕切りを対象にしていません。 数値がないので、比べようもありません。

次に、本体価格だけで予算を組んでいる人です。 安定脚で35.8%増えた例がありました。

最後に、届いてすぐ使いたい人です。 4分の3はお客様組立です。

まとめ

  • オフィスコムのパーテーションは1,563点。価格の中央値は37,550円でした
  • 商品名に「遮音」と書いたものは0点。「防音」も0点です
  • 遮音の規格(JIS A 1416)の対象は「壁,床,ドア,窓,外周壁部材,外周壁など」。 パーテーションは入っていません
  • 規格は側路伝搬を小さくした実験室で測り、「実際の建物に適用してはならない」としています
  • 「吸音」は30点。吸音の規格(JIS A 1409)には「家具,人,吸音体など」が入っていますが、測るのは音を吸う割合です
  • 408点(26.1%)は「安定脚必要」。1枚につき4個で、本体の35.8%の上乗せになる例がありました
  • 高さは1,700〜2,000mmが31%。メーカーの説明は「立位時も目線を遮る」でした
  • 完成品は24.6%。残りはお客様組立です

同じ店の収納の条件は、オフィスコムの書庫は本体だけでは置けませんからどうぞ。

オフィスコム公式サイトで在庫と価格を見る ※ 写真と価格は公式サイトで見られます
Kagg.jpでオフィス家具を見る ※ 販売サイトに移動します

この記事の出典

この記事は、オフィスコムの「パーテーション・間仕切り」カテゴリの掲載品1,563点を取得し、商品名に含まれる言葉・寸法と、一覧に表示されるアイコンを集計したうえで、代表的な商品ページと日本産業規格で条件を確認して整理したものです。集計は2026年8月20日に当サイトが行いました。掲載点数・価格は変動しますので、購入前に必ず公式サイトでご確認ください。

集計について。「遮音」「防音」「吸音」などの数は、商品名に含まれる文字を数えたものです。商品ページの本文や仕様欄に記載がある可能性は否定できませんが、一覧で比べられる情報としては出ていないという意味になります。高さの割合は、商品名に高さの表記がある1,295点を母数としています。安定脚の必要数と価格は、当該オプション商品のページの記載によります。連結する場合の必要数は構成で変わります。

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