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オフィスコムの書庫は本体だけでは置けません
581点はベースが必要

そもそも、どんな商品か

法人向け家具通販「オフィスコム」スチール書庫(書類をしまう鍵付きの収納)について、掲載品の寸法と、買うときに要る条件を数えた記事です。

どれがおすすめかを選ぶ記事ではありません。本体の値段だけで足りるのかを確かめたものです。

まず結論だけ

  • 581点は、本体を買っただけでは床に置けません。別売りのベースが要ります
  • ベースは3,010〜39,990円、中央値14,340円。本体の中央値76,770円に対して18.7%の上乗せです
  • 寸法は幅900mm・奥行450mmに集まっています。高さは1,050mmが最多でした
  • 236点は車上渡し。トラックから降ろすところから自分でやることになります

2,872点を数えた結果を見る →

オフィスコム公式サイトで在庫と価格を見る ※ 写真と価格は公式サイトで見られます

オフィスコムのスチール書庫を、商品名に寸法が入っている分だけ数えると2,872点あります。

そのうち581点は、本体を買っただけでは床に置けません。

商品ページに「必ず別売りのベースの上に設置してご使用下さい」と書かれているためです。本体の中央値は76,770円。ベースの中央値は14,340円。 どちらも実際に売られている商品で、両方買わないと使えません。

価格・仕様・掲載点数は2026年8月19日に確認しています。

結論:581点は、本体だけでは床に置けません

先に答えを書きます。「ベース必要」と表示されている書庫が581点ありました。寸法のある2,872点のうち、20.2%です。

ベースというのは、書庫の下に敷く土台(台輪)です。書庫本体はこの上に載せて使う設計になっていて、単体では床に直置きできません。

実際の商品ページから引用します。

※商品単体・下段(上下連結時)でのご使用時は必ず別売りのベース(HK-TS-43B・HK-TS-43AB)の上に設置してご使用下さい。

出典:スチール書庫 TSシリーズ 引違い書庫 浅型 幅1200×奥行400×高さ880mm(税込27,150円・確認日 2026-08-19)

この商品のページでは、ベースが2種類示され、こう書かれています。

部品 税込
ベース
(アジャスターなし)
3,770円
ベース
(アジャスター付き)
5,650円

添えられている案内は「※どちらか一方を必ずご購入ください」です。選ぶのは種類であって、買うかどうかではありません。

さらに商品ページには、注文の前に「別売のパーツが必要な商品です」というチェック欄があり、確認しないと進めない作りになっていました。

スチール書庫2,872点を数えました

数え方を書きます。

スチール書庫・キャビネットのカテゴリを1ページ100件で最後まで開き、約3,600点(2026年8月19日に数えて3,613点)を取得しました。オフィスコムの商品名には寸法がそのまま入っているので、一覧だけで集計できます。

商品名に「幅◯×奥行◯×高さ◯mm」があったのは2,872点(79.5%)です。この2,872点が、以下の集計の母数になります。

「ベース必要」の表示があったのは581点でした。メーカー別に見ると、プラス株式会社が430点と大半を占めています。

価格は本体が1,290円から1,551,000円まで、中央値(=小さい順に並べたとき、ちょうどまん中に来る値)は55,100円でした。

ベースは3,010円から39,990円です

ベース側も数えました。オプションとして売られているベースは121点あります。

種類 点数 価格
アジャスター
なし
95点 3,010〜
39,990円
アジャスター
付き
26点 5,240〜
16,090円

全体の中央値は14,340円でした。

「ベース必要」の本体581点の価格は、中央値76,770円です。ここにベースの中央値14,340円を足すと91,110円になります。本体価格に対して18.7%の上乗せです。

ベースは書庫の型番ごとに専用品です。中央値どうしを足した91,110円は目安であって、実際は自分が選んだ書庫に対応するベースの価格を見る必要があります。

アジャスター付きを選ぶ理由も書いておきます。 アジャスターは高さを微調整するねじで、床が水平でない場所で書庫を垂直に立てるためのものです。引用した商品では、アジャスターなし3,770円に対して付きが5,650円。差額1,880円でした。

オフィスコム公式サイトで在庫と価格を見る ※ 写真と価格は公式サイトで見られます

寸法は幅900mm・奥行450mmに集まっています

置けるかどうかを決める寸法も数えました。

点数
900mm 1,338点
800mm 355点
880mm 133点
600mm 105点

幅900mmが1,338点で、全体の46.6%です。書庫はこの幅を基準に作られていると考えてよさそうです。

奥行き 点数
450mm 1,160点
400mm 594点
500mm 75点

奥行きは450mmと400mmで1,754点、61.1%を占めます。

高さは1,050mmが418点で最多、次いで2,100mmが114点、880mmが103点でした。1,050mmは腰から胸のあたりまでの高さで、上に物を置ける低い書庫です。2,100mmは天井近くまでの高いものです。

ベースを使う場合、その分だけ高くなります。 引用した商品のベースは高さ90mm(アジャスター付きは60〜75mm)でした。天井までの寸法がぎりぎりの場所では、ここも足して計算する必要があります。

固定について、業界団体が言っていること

書庫は倒れると危険な家具です。日本オフィス家具協会(JOIFA)が地震対策の資料を公開していました。

具体的な数値が1つありました。

避難経路の幅は1.2m以上確保する。

そして固定の方法について、こう書かれています。

床に固定するより壁に固定する方がはるかに小さな固定力で済むため、施工性や経済性を考慮すると大変有利な固定方法と言えますが、現代の建物は、壁の固定力に期待できない場合が多く、床への固定と合わせ活用することを推奨いたします。

壁だけでは足りないことがある、という書き方です。そして「固定工事にあたっては必ず専門家にご相談ください」とも明記されています。

出典:JOIFA 地震に備えた安全なオフィスづくり(確認日 2026-08-19)

もう一つ、揺れ方についての指摘がありました。 高い建物の高層階では「長周期地震動」により、転倒や落下だけでなく家具の「移動」が起きる危険があるとされています。

引用した書庫には上下連結穴・壁固定穴(直径8.5mm)が最初から開いていました。固定できる作りにはなっていますが、固定の工事そのものは別です。

確認できなかったこと:書庫の固定について、JISや法令に具体的な数値の規定があるかは確かめられませんでした。JOIFAの資料も「専門家に相談」という書き方で、自分で判断できる数値は示されていません。

完成品が半分、車上渡しが236点

届き方も数えました。2,872点のうちの内訳です。

表示 点数 割合
完成品 1,348点 46.9%
日本製 1,622点 56.5%
搬入経路確認 683点 23.8%
車上渡し商品 236点 8.2%
法人様送料無料 761点 26.5%

車上渡しは、トラックから降ろすところから自分でやるという意味です。引用した商品のページにも「お客様にてトラックから荷卸し・搬入・設置が必要な商品です」というチェック欄がありました。

書庫は重い家具です。 幅900mmのスチール書庫なら数十kgあります。8.2%の商品は、それを自分で降ろすことになります。

また法人様送料無料が761点(26.5%)あります。これは個人宅に送ると別途送料がかかりうるという表示です。同じ条件はデスクにもありました。金額の実測はオフィスコムのデスクを数えた記事にまとめています。

買う前に確認しておきたいこと

1つめは、ベースが要るかどうかです。 商品ページに「ベース必要」の表示があれば、本体だけでは注文が完結しません。 対応するベースの型番と価格を確認してください。

2つめは、ベースを足した高さです。 ベースは60〜90mm程度あります。天井や梁までの寸法がぎりぎりなら、ここで入らなくなります。

3つめは、床が水平かどうかです。 水平でないなら、アジャスター付きのベースを選ぶことになります。引用した例では差額1,880円でした。

4つめは、搬入です。 車上渡しの商品は自分で降ろします。幅900mmの書庫が階段を通るか、事前に測ってください。

5つめは、固定です。 壁固定穴は開いていても、工事は自分で手配することになります。 JOIFAは専門家への相談を求めています。

6つめは、届け先です。 法人様送料無料の表示がある商品は、個人宅だと別途送料がかかります。

向いている人/慎重になったほうがよい人

向いているのは、まず置き場所の寸法が決まっている人です。 幅900mm・奥行450mmが主流なので、この寸法が入るなら選択肢は非常に多くあります。

次に、完成品がほしい人です。 46.9%が完成品で、組み立てが要りません。

そして、法人名か屋号で受け取れる人です。 個人宅の追加送料がかかりません。

慎重になったほうがよいのは、まず本体価格だけで予算を組んでいる人です。 ベースが要る商品なら、中央値で14,340円、本体の18.7%が上乗せされます。

次に、搬入経路が細い人です。 車上渡しの商品が236点あります。

最後に、背の高い書庫を検討している人です。 JOIFAはオフィスの中央や避難経路に背の高い家具を置かないこと、避難経路の幅を1.2m以上確保することを求めています。置き場所は、寸法だけでなく通路との関係でも決まります。

まとめ

  • オフィスコムのスチール書庫は約3,600点。うち商品名に寸法があるのは2,872点でした
  • 581点(20.2%)は「ベース必要」。本体を買っただけでは床に置けません
  • ベースは3,010〜39,990円、中央値14,340円。本体の中央値76,770円に対して18.7%の上乗せです
  • 寸法は幅900mmが1,338点、奥行450mmが1,160点に集まっています
  • 236点(8.2%)は車上渡し。トラックから降ろすところから自分でやります
  • 固定についてJOIFAは「壁だけでは期待できない場合が多い」「専門家に相談を」としています
  • 避難経路の幅は1.2m以上という数値がありました

机の側の条件はオフィスコムのデスクを数えた記事からどうぞ。

オフィスコム公式サイトで在庫と価格を見る ※ 写真と価格は公式サイトで見られます
Kagg.jpでオフィス家具を見る ※ 販売サイトに移動します

この記事の出典

この記事は、オフィスコムの「スチール書庫・キャビネット」カテゴリの掲載品3,613点を取得し、商品名に含まれる寸法と、一覧に表示されるアイコン(ベース必要・車上渡し・完成品など)を集計したうえで、代表的な商品ページと業界団体の資料で条件を確認して整理したものです。集計は2026年8月19日に当サイトが行いました。掲載点数・価格は変動しますので、購入前に必ず公式サイトでご確認ください。

集計について。商品名に「幅◯×奥行◯×高さ◯mm」があったのは2,872点で、割合はすべてこの数を母数としています。「ベース必要」581点はカテゴリ一覧に表示されるアイコンから数えました。ベースの価格121点は、同じカテゴリ内でオプションとして売られているベースを集計したものです。ベースは書庫の型番ごとに専用品なので、中央値どうしを足した金額はあくまで目安です。

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